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どうしても中絶しなければならないとなった時、やはり気になるのは、いったいいつまでなら中絶できるのだろう?ということでしょう。
中絶可能な時期は妊娠5週から21週目まで。妊娠12週以降または胎児の体重が500g以上の場合、分娩と同じような方法で胎児を摘出する必要があります。この場合、中絶といっても死産となり、胎児の死亡届を出さなくてはなりません。また、胎児が大きくなると母体への負担が大きくなります。そのため母体保護法では中絶可能な期間を21週6日までとしています。
妊娠5週では胎児が小さいので手術はせず、妊娠6週~7週になってから手術を行うケースが増えます。妊娠11週でも胎児が成長していない場合は手術ができません。
最後の月経が始まった日を0日とし、0日~7日までが妊娠0週目、8~14日が妊娠1週目となります。妊娠月の数え方は、28日を1ヶ月と考えます。
つまり、妊娠1ヶ月は妊娠0週~妊娠3週、妊娠2ヶ月は妊娠4週~妊娠7週となります。昔の数え方では最後の月経が始まった日を0日とし、0~6日までを妊娠0週目としていました。
初期中絶とは妊娠12週まで、つまり妊娠11週6日までに行われる手術のこと。この時期の中絶は比較的リスクが小さく、安全に手術が受けられるとされています。
初期中絶の方法には、胎盤をはじめとする子宮内容物を掻き出す「掻把(そうは)法」と、特殊な医療機器で吸い出す「吸引法」の2種類があります。どちらの手術も麻酔を使い、眠った状態で行われることが多いため、痛みを感じる心配はほとんどなし。手術そのものは10分程度で完了し、術後の経過が良ければ日帰り手術も可能となっています。
病院によっては受診したその日に手術を行うケースもありますが、基本的には手術前に来院して術前検査や手術についての説明を受ける必要があります。
中期中絶とは、妊娠12週~21週6日までに受ける手術のこと。初期に比べると胎児が大きく成長しているため掻把法・吸引法といった方法を使うことができず、人工的に陣痛を誘発させて「出産する」という形での処置を行います。初期中絶よりも母体への負担が大きくなるため、日帰り手術は不可。場合によっては、手術に2~3日かかるケースもあるようです。
術後は役場への死亡届の提出と火葬が必要となりますが、胎児の死亡は戸籍に残りません。病院によっては、中期中絶手術を行っていないところもあります。また、妊娠22週以降の胎児は保育器などで生存できる可能性が高まるため、中絶手術を受けることができません。もし中絶した場合は、法律違反行為で犯罪となります。
“土曜の夕方&日曜” でも中絶の相談ができる横浜のクリニック3院
※2023年4月時点の調査情報を元にしています。
横浜で
聖マリアクリニック
横浜市内に4院・分割払いもできる
綱島ゆめみ産婦人科
ホワイトと木目を基調とした落ち着ける院内
本牧レディスクリニック
妊娠12週未満までなら日帰り可能
※2023年4月14日時点、「横浜 中絶」とGoogle検索して5ページ目までに表示された、横浜市内にある33クリニックを調査。土曜日の夕方(17時~19時の間に受付)と日曜日に診療を受け付けている3クリニックを選定しました。
【中絶の費用について】
中絶手術の平均的な費用は、初期中絶で10~15万円、中期中絶で15万円~30万円と言われています。
もちろん、母体の状態やクリニックによって費用は変動しますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。